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固定費を見直そう、と考えたとき、多くの人は「金額が大きいものから」という順番を思い浮かべると思う。住居費、次に保険、次に通信費——というように。
でも、我が家が実際に見直した順番は、少し違っていた。この記事では、私が実際に固定費を見直した順番と、その理由を書いていく。これから固定費を見直そうとしている人が、どこから手をつければいいか迷ったときの参考になればと思う。
我が家が見直した、本当の順番
結論から書く。我が家が実際に見直した順番は、こうだった。
- 保険(生命保険・貯蓄型保険など)
- 火災保険
- 学資保険
- 住居費
- 通信費
- サブスク
「住居費がいちばん大きいはずでは?」と思うかもしれない。でも我が家の場合、住居費よりも、保険にかけているお金の負担のほうが大きかった。だから、いちばん最初に手をつけたのは保険だった。
1. 保険:「よくわからないまま」入っていたものが、いちばん大きかった
就職したとき、私は保険の仕組みも中身もよく分からないまま、いくつもの保険に加入していた。先輩や親が入っているから、自分も入っておいたほうがいい——そのくらいの理由だった。
特に、貯蓄型の保険を、意味もよく分からないまま何本も契約していた。「貯蓄になるなら悪くない」という漠然とした安心感だけで、それぞれの保険が何のためにあり、いくら払っていて、将来いくら戻ってくるのかを、正確には把握していなかった。
あらためて中身を確認していくと、似たような保障が重複していたり、正直よく分からないまま払い続けている保険がいくつも見つかった。ここを整理しただけで、固定費の中でいちばん大きな削減になった。
2〜3. 火災保険と学資保険も、同じ理由で見直した
保険全体を見直す流れで、火災保険と学資保険も同じように点検した。
火災保険は、マイホーム完成時に相場も知らずに「とにかく手厚く」契約し、10年で60万円以上の保険料になっていた。一つずつ補償の中身を確認して、半分以上を解除し、30万円まで減額できた(詳しい経緯はこちら)。
学資保険も、「デメリットがほぼない」と信じて加入していたが、NISAという選択肢を知ったことで、教育費の準備方法をすべてNISAでの長期積立に切り替えた(詳しい経緯はこちら)。
この3つに共通しているのは、「よく分からないまま、なんとなく契約していた」ということだ。中身を理解しないまま入っている保険ほど、見直したときの効果が大きい。これが、我が家が保険から手をつけた理由だ。
4. 住居費:保険を整理したあとで、初めて向き合った
保険を一通り整理したあとで、ようやく住居費に向き合った。持ち家のコストを洗い出したら、ローンの返済額だけでは見えていなかった固定資産税や修繕費まで含めて、月9.7万円かかっていたことが分かった。最終的に、持ち家を貸し出して1LDKの賃貸に移り、実質の住居費は月6.2万円まで下がった(実数字の比較はこちら)。
住居費は金額が大きい分、見直しの効果も大きい。ただし、住み替えという大きな決断が伴うため、保険のように「契約内容を確認して解約する」だけでは済まない。だからこそ、まず保険で「見直す感覚」を掴んでから取り組んだのは、結果的に良い順番だったと思う。
5. 通信費:スマホ代の見直しは、いまや定番になった
住居費のあとに手をつけたのが、通信費だ。大手キャリアから格安SIMやオンライン専用プランに切り替えるだけで、月々数千円単位で下がることも珍しくない。手続きの手間はあるが、一度見直せば効果がずっと続く固定費でもある。
6. サブスク:金額が小さいからこそ、いちばん見過ごされる
最後に見直したのが、サブスクリプションだ。動画配信、音楽配信、アプリの月額課金——1つひとつは数百円から千円程度で、家計へのインパクトが小さく見える。だからこそ、いちばん後回しにされ、見直されないまま放置されがちだ。
でも、契約したまま使っていないサービスが3つ、4つとたまっていくと、合計では決して小さくない金額になる。金額が小さいものほど「金食い虫」になりやすいというのは、実際に洗い出してみて初めて実感したことだった。
「金額が大きい順」より、「分からないまま契約している順」
一般的には、固定費は金額が大きいものから見直すのが効率的だとされる。それは間違っていないと思う。
ただ、我が家の経験から言えるのは、もう一つの軸もあるということだ。それは、「自分がその契約の中身を、ちゃんと理解しているかどうか」だ。よく分からないまま、なんとなく契約しているものほど、見直したときの伸びしろが大きい。我が家の場合、それが保険だった。
もし固定費の見直しに迷ったら、まず「金額が大きいもの」と「中身をよく分かっていないもの」の両方をリストアップしてみてほしい。その両方に当てはまるものから手をつければ、間違いなく効果は大きい。
ちなみに、沖縄で特に気になりがちな電気代についても、単価データを調べて別記事にまとめている。こちらもあわせてどうぞ。
通信費や保険と同じく、車の維持費も見直す価値がある。自動車保険を見直したときの話はこちらにまとめている。


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