追記(2026年9月):この記事の外食代15,000円は、1LDKに住んでいたときの金額です。3LDKへ引っ越してキッチンが広くなり、いまは月8,000円まで減りました。食費80,000円は変わっていません。
「沖縄は物価が安い」とよく言われる。移住を考えている人の多くが、そう思っているはずだ。
私も、地元で暮らしている感覚として、なんとなくそう思っていた。ところが総務省の公的データを調べてみて、認識を改めることになった。
沖縄県の食料の物価は、47都道府県で最も高い。東京よりも高い。
この記事では、その事実をデータで示したうえで、それでも我が家(5人家族)の食費が全国平均を下回っている実額を公開する。何が高くて、何が安いのか。移住前に知っておいてほしい。
データ:沖縄の食料物価は全国1位
総務省「小売物価統計調査(構造編)2024年」の消費者物価地域差指数を見てほしい。全国平均を100として、都道府県ごとの物価水準を示した数字だ。
| 都道府県 | 食料の指数 | 順位 |
|---|---|---|
| 沖縄県 | 106.7 | 1位 |
| 東京都 | 103.0 | 2位 |
| 長野県 | 95.8 | 47位 |
沖縄は106.7で全国1位。2位の東京(103.0)を3.7ポイント引き離している。最も安い長野県とは1.11倍の開きがある。
同じ食材を買っても、長野県より1割以上高く払っている計算になる。これが沖縄の現実だ。
なぜ食料だけが突出して高いのか
理由はシンプルで、沖縄が島だからだ。
本土で生産された食品は、船か飛行機で海を越えて運ばれてくる。この輸送コストが、そのまま店頭価格に乗る。牛乳や乳製品、加工食品、本土産の野菜や果物——本土から運ぶものほど、価格差が出やすい。
逆に、県内で生産・水揚げされるもの(豚肉、島野菜、島豆腐、もずくなど)は、輸送コストが乗らない分だけ相対的に手が届きやすい。沖縄で食費を抑えるなら、地元産をどれだけ食卓に取り込めるかが分かれ目になる——というのが、住んでいる側の実感だ。
沖縄の物価ランキング:費目ごとの全国順位
では「沖縄は物価が安い」は間違いなのか。完全な間違いではない。同じ調査の他の費目を並べると、印象が変わる(順位は物価が高い順)。


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