家賃が月4万円上がったのに、毎月の余りは2.5万円から8万円に増えた|1LDKから3LDKへ引っ越した5人家族の家計

沖縄暮らしの家計

家族5人と犬1匹で住んでいた1LDKから、3LDKの賃貸アパートに引っ越した。

家賃は80,500円から120,000円へ。共益費や駐車場まで入れた住居費は、月41,120円増えた。

ところが、毎月の家計で最後に残るお金(先取りの貯金や投資とは別の「余り」)は、月25,000円から80,000円に増えた。手取りに対する割合でいうと、約5%から約15%になった。

家賃が上がったのに、なぜ余りが増えたのか。この記事では、引っ越し前後の家計を項目ごとに全部並べて、その答えを出す。先に結論を言うと、「広い家で節約できたから」だけではなかった。

1LDKで限界だったこと

1LDKを選んだ理由と、住んでいたときの住居費の内訳は家族5人と犬1匹で1LDK。家賃80,500円のこの部屋を選ぶしかなかった理由に書いた。ペット可と小学校区を優先した結果の1LDKで、長く住めないことは最初から分かっていた。

限界だったのは、次の2つだ。

  • とにかく狭く、片付かない。収納が少なく、物があふれるたびに収納道具を買い足していた
  • 洗濯物を外に干せない。ベランダがなく、晴れた日でもドラム式乾燥機がフル稼働していた

リビングもキッチンも狭いので、家で過ごすより外に出ることが増えていた。これが、あとで出てくる外食費や遊び代にそのまま表れている。

住居費は月41,120円増えた

まず、増えた方から出す。

項目1LDK3LDK差
家賃80,500円120,000円+39,500円
共益費2,800円5,600円+2,800円
駐車場(2台)6,600円6,600円±0円
保証会社への手数料など2,502円1,322円−1,180円
住居費の合計92,402円133,522円+41,120円

※1LDKの「保証会社への手数料など」は、保証委託料2,172円とその他経費330円の合計。職場の住居手当(月28,000円)は引っ越し後も変わらない。

比べておくと、総務省の家計調査で民営の借家に住む二人以上世帯の住居費は、平均で月68,805円(2024年・第3-7表)。我が家の133,522円はその約2倍で、決して安い部屋ではない。沖縄県全体の借家の平均家賃は月49,379円(総務省・令和5年住宅・土地統計調査)なので、家賃だけを見れば県平均の2倍以上だ。

減った支出と、増えた支出

次に、家以外の支出がどう変わったか。引っ越し前(1LDKの最後の頃)と、引っ越し後の月額だ。

項目1LDK3LDK差
妻の整体30,000円8,000円−22,000円
外食20,000円8,000円−12,000円
遊び代(外出先で)15,000円10,000円−5,000円
電気代18,673円14,000円−4,673円
ジム3,300円0円−3,300円
収納道具2,000円500円−1,500円
ガス代約10,000円12,000円+2,000円
合計−46,473円

ひとつずつ理由がある。

  • 整体(−22,000円):いちばん大きく減ったのはここだった。家が広くなって、妻が自宅でストレッチやヨガをできるようになり、腰痛がよくなった
  • 外食(−12,000円):キッチンが広くなって、妻の料理熱が戻った。1LDKの最後の頃は月2万円まで増えていた外食が、8,000円になった
  • 遊び代(−5,000円):家にいるのが苦にならなくなった。近くの公園で子どもたちが満足するまで遊べるのも大きい
  • ジム(−3,300円):家で筋トレできるスペースができたので解約した
  • 収納道具(−1,500円):収納が十分にあるので、買い足す必要がほぼなくなった
  • 電気代(−4,673円):ドラム式乾燥機のフル稼働が終わった。ただし1LDKの18,673円は12ヶ月の平均で、3LDKの14,000円は住み始めてまだ数ヶ月の数字だ。季節の差があるので、1年たったら答え合わせをする
  • ガス代(+2,000円):ここは増えた。ガス乾燥機を使うようになったからだ。それでも、洗濯のストレスが激減したことを考えれば、払う価値のある2,000円だと思っている

1LDKの光熱費の全内訳は5人家族の電気代12ヶ月分を全部公開した記事にある。

家賃の増加は、ほぼ相殺された

ここまでを足し引きする。

住居費の増加+41,120円
ほかの支出の減少−46,473円
支出全体の変化−5,353円

家賃が月4万円上がったのに、支出の合計はわずかに減った。広い家で暮らし方が変わり、家賃の増加分をほぼそのまま吸収できたということだ。

ただ、これだけでは余りは5,000円ほどしか増えない。25,000円から80,000円へ、残りの約5万円はどこから来たのか。

余りを押し上げたのは、作業部屋で生まれた副業収入だった

答えは収入の側にあった。

3LDKになって、自分の作業部屋ができた。スキマ時間にAIを使いながら作業できるようになり、スキルコーチングとSNS運用の副業で月5万円ほどの収入が入るようになった。1LDKのときは0円だった。

毎月の余り(先取り貯金・投資とは別)
1LDK
約25,000円
3LDK
約80,000円
内訳:支出の減少 約5,000円 + 副業収入 約50,000円

つまり、余りが増えた理由の9割は副業の収入だ。「広い家に引っ越したら節約できて貯金が増えた」という話ではない。正確には、家賃の増加は暮らしの変化で相殺でき、広くなった分で稼げるようになった、ということになる。

なお、この副業はこのブログの収益ではない。このブログは、まだ収益と呼べるほどの金額にはなっていない。

さらにこの後、保育料が33,500円から26,500円へ、習い事が21,000円から13,500円へ下がった(合わせて月14,500円)。上の80,000円には、まだこの分が入っていない。来月以降の余りは、もう少し増える見込みだ。引っ越し後の家計の全項目は沖縄・5人家族のリアル家計簿で公開している。

いちばん大きかった変化は、数字の外にあった

家計の数字で見れば、いちばん効いたのは副業収入だ。でも我が家にとっていちばん大きかった変化は、別のところにある。

お金に興味がなかった妻が、家賃が上がったことをきっかけに、YouTubeや本でお金の勉強を始めた。

副業の月5万円よりも、整体や外食の減少よりも、私はこれがいちばん大きいと思っている。お金の話を夫婦で同じ目線でできるようになれば、この先の家計の判断は一人で考えるよりずっと確かなものになる。

夫婦のお金の管理については同財布か別財布かで話し合った結論に書いている。

数字にならない変化

  • 子どもたちが広い家を喜び、家族の笑顔が増えた
  • 子どもたちの部屋ができた
  • ベランダで布団や上履きを干せるようになった
  • 3方向に窓があり、風通しがいい。本業にも副業にも気持ちが向くようになった
  • 家にいることが好きになり、なんとなくの出費が減った

狭くて片付かない家では、気づかないうちに気持ちの余裕が削られていたのだと思う。収納が足りて、子どもの部屋ができて、心に余裕が生まれた。その余裕が、上に書いた数字の変化につながっている。

引っ越しを考えている人へ:家賃だけで判断しない

我が家の例で言えるのは、家賃の差額だけを見て引っ越しを判断すると、間違えることがあるということだ。

もちろん、どの家庭でも家賃の増加が相殺できるわけではない。我が家の場合、1LDKが5人+犬1匹には狭すぎて、その狭さが整体や外食、ジムといった支出を生んでいた。狭さが原因で出ていたお金があったから、広くなって減った。

引っ越しを考えるなら、次のことを書き出してみてほしい。

  • 今の家の狭さや不便さが原因で払っているお金はないか(外食、外での遊び、収納用品、トランクルーム、ジム、コインランドリーなど)
  • 広くなって増えるお金はないか(光熱費、家具、ガス乾燥機など)
  • 家でできるようになることはあるか(在宅の仕事、副業、運動、自炊)
  • 家賃の増加分を、上の3つでどこまで埋められそうか

我が家は、埋めてもまだ余った。ただ、それは結果論でもある。電気代のように1年たたないと分からない項目も残っているので、引っ越しから1年の時点で、もう一度この家計を答え合わせする。

引っ越しにかかった費用(敷金・仲介手数料・退去費・エアコンなど総額732,506円)は3LDKへの引っ越し費用は総額73万円だったに全部書いた。

毎月の家計の全項目は沖縄・5人家族のリアル家計簿に公開している(1LDKに住んでいたときの数字)。

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